”大地は祖先からの贈り物ではなく子孫からの借り物である”

2010年12月25日

2010年度収穫後のメッセージ

会員のみなさま
今年度もはさ掛けトラストにご参加ありがとうございます。

今年もみなさまにお米をお送りする季節がやってきました。
田植えに来てくださった方、炎天下草取りをして下さった方、稲刈りに来てくださった方。イベントには参加出来なかったけれど、遠くから見守ってくださった方。本当にありがとうございました。お待ちかねの新米。今年はどんな味でしょうか。

毎年、同じ気候の年は無いと分かってはいましたが、今年の夏は暑く、そして雨の降らない厳しい年でした。
そのなかで、それぞれの生産者が、田植えをし、草取りをし、畦の草を刈り、毎日水の調節をしながら、やや暑さの和らいだ9月の後半に稲刈り・はさ掛けを終え、今度は雨の日が多くなった10月の晴れ間に脱穀・籾すりをして、ようやく出来上がったこの「はさ掛け米」。無事皆様にお届けすることができて、正直ホッとしています。
実は今年、切井と黒川ではさ掛けしたお米をイノシシにやられるというハプニングもありました。せっかくここまで育てて来ても、イノシシに入られれば、一晩で全滅してしまいます。この暑さとイノシシの被害で、今年のはさ掛け米は昨年と比べて収量がかなり減ってしまいました。
このままでは、皆さんにお届けするお米が随分と少なくなってしまう。そこで、今年から私達と一緒の苗でお米づくりをはじめた三戸(さんと)さんに、急きょ生産者として参加して頂くことにしました。
そうやって、どうにかこうにかかき集めて、今年皆様にお届けできるのは一口38kgの「はさ掛け米」です。なんとか一口40kgにしたかったのですが、このようなこともあって、申し訳なく思います。

さて、今年のお米はどんな味でしょうか。昨年と比べて変わりましたか?
どの生産者のお米が届いたか、袋を見て確かめてください。米(マイ)スター生産者を選ばれた方は、間違いなくその人のお米が届いているでしょうか。生産者メッセージを読みながら、はたまたパンフレットの顔写真を見ながら、今年のお米をどうぞお召し上がりください。

はさ掛けトラストの生産者は、もう来年に向けて動き始めています。今年の反省もいろいろあります。変動する気候や獣害など、対応出来ること、出来ないこともいろいろあります。しかしその経験を来年に活かして、毎年たった1回きりのお米づくりを、精一杯楽しんでいます。
ちょっと前に進んでいるような、いやむしろ下がっているような、そんな無農薬のお米づくりですが、今後も皆様に支えられながら進めていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

追伸
来年から、はさ掛けトラストで集めた藁を使って、ストローベイルハウスの家づくりが始まります。この5年間、こつこつと貯めた無農薬の藁がようやく日の目を見ることになりました。こちらもワークショップ形式で皆様にご参加いただこうと思っています。詳細はまた改めてお知らせ致します。

おまけ
塩月家のMY田んぼ。
今年はものすごい数のオタマジャクシが棲息していました。畦を歩くと逃げるオタマジャクシで波が立つくらい。今年の田んぼは雑草が少なかったのですが、これはもしかしたらオタマジャクシのおかげかも知れません。彼らが巻き上げた泥が、小さな雑草に降り積もって、成長を抑えてくれたのかも。
そこで・・・ここにオタマジャクシ除草法を発表します!
1. 他の田んぼより早く水を張って荒掻きを済ませ、沢山のカエルに産卵してもらう。
2. 孵化するまでトラクターを入れない。
3. 代掻きするときは、オタマジャクシが逃げられるスピードで。
4. オタマジャクシが苦手な人とは田植えをしない。
5. 中干しは、みんながカエルになってから。
以上を守れば、近所迷惑なくらいのカエルの大合唱が聴けます。

はさ掛けトラスト事務局:塩月洋生 ku-sumu@slowdesign.net


名古屋からこの4月に実家のある黒川に定年退職し戻ってきました。
孫たちに安全で安心して食べさせたい一心から有機農業を始めました。
日々の農作業はサラリーマン時 代と違いストレスのない新しい発見の連続です。
人と人とのふれあいとであいを大切にし、米・大豆作りを行っています。

生産者:三戸茂治


8月31日の毎日新聞コラムで「失われる日本の原風景」として、田んぼから消えた赤とんぼの記事が載っていました。
昭和30年代から行われてきた大型耕作機械の導入から始まった慣行農法により赤とんぼに異変が起きたというものです。田植え機による苗の移植作業は5〜6株の苗を植え付けます。そうすると苗が必要以上に分株してしまいます。 稲の無駄な株別れを防ぐために5月中ごろから田から水を抜く「中干し」のために赤とんぼの羽化が出来なくなってしまったというものです。かえるも同様オタマジャクシのままで死んでしまいます。
それに対して私たちの有機稲作では丈夫に育てた苗を1〜2本うえて分株を促すために早期の中干しは行いません。赤とんぼの羽化もかえるの生育も支障なく行われた結果として田んぼに生き物たちが豊かに育ちます。
私たちの作ったコメを赤とんぼ米と称する所以でもあります。

生産者:西尾勝治 nisimasa@poem.ocn.ne.jp


今年は猛暑で人も稲もバテ気味で・・・
草に悩まされ、はざ掛け後には猪の被害も・・・
今回は麹菌の話しをしたいと思います。
昨年の米に黒いものが混じっていました。石か虫か・・・?
こんな米を渡してしまったのかと落ち込んでいたのですが、
だんないわく、無農薬栽培をしていたので
自然界の麹菌が稲穂についたとの事。
今まで考えもしなかった出来事にビックリしたと同時に
なんだか不思議な気持ちになります。今年もちょっぴり
付いちゃったみたいです。
今年は家の田んぼで『しゃぼん玉』のメロディーが聞こえるかも
知れません。(だんなの携帯が埋まってます)
どこか間の抜けた私達ですが、これからもお付き合い
よろしくお願いします。

生産者:佐伯福視・千賀子


★今年は暑かったですね。雨もずいぶん降りました。夏は涼しく快適だと思われている黒川もどうしてどうして厳しい夏でした。
黒川の1998/9〜2010/9までの観測データを比較すると、はっきり出ています。
月間降水量では今年7月(635.0)と同6月(546.0)が観測史上1位2位を独占、月平均気温は今年8月(25.3℃)が1位、日最高気温は今年7/22(35.6℃)で2位、同9/4(35.3℃)が3位でした。5月までは冷夏を予想させる低温が続いたと思ったら、一転6月以降は昨年よりも平均気温が約2℃高くなり、お盆以降はカラカラ天気で、夏野菜がだめでした。
結果、黒川の最近の話題は、「キノコ取りに行ったかね」。道の駅にも出荷され、大豊作。大豆も鞘数多く、大いに期待が持てそう。でも、お米はダメージが大きく、今年は我が家も買わないと持たない見込み。トラストの皆さんにも配当が十分でなく申し訳なく思ってます。竹箒除草機や田車で何日も田んぼに入ったのにと思うとちょっと悔しいですが、天気相手の仕事はこんなもの。来年に向けて秋の土作りにこれから取り組みます。

生産者:藤井鉄弘


和ごころ米(マイ)スターこと、伊藤和徳です。
今年の夏は本当に暑く、また雨が全然降りませんでした。そんな不安定な気候のもと、1反5畝の米作りに初挑戦しました。
初心者の私でも、西尾さんや塩月さんをはじめ、ご近所のおじさんから友人などなど総勢22名の方のお力添えを頂き、お米たちも
異常気象に必死に耐え、1年目の米作りを無事終えることができました。
ほんのり塩味がしたら、それは僕らの汗かもしれません(笑)

私のお米はカメムシ君たちのいたずらが少し目立ちます。安全の証としてご賞味頂けたら幸いです。
今年の米作りは終わりましたが、土作りなど来年に向けてしこみ作業をこれから頑張ります。
応援本当にありがとうございました。

食卓に笑顔が届きますように。

生産者:伊藤和徳 imac_ikazu@mac.com
posted by 管理人 at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 生産者のメッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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