”大地は祖先からの贈り物ではなく子孫からの借り物である”

2006年05月17日

はさ掛けトラストとは…

はさ掛けトラストとは

わらのブロックを積み上げ、その表面に土を塗り重ねて仕上げる「ストローベイルハウス」という家づくりがあります。150年ほど前に北米の乾燥地帯で始められたこの家づくりは、環境に対して負荷が無く低エネルギーである事から、持続可能な建築として世界的に注目されています。

この家づくりでは、大量のわらが必要になりますが、現状のお米づくりでは収穫時にコンバインという大型機械でわらを細かく切断してしまうため「さてストローベイルを作る為のわらを探そう」と思っても、長いわらを入手するのは意外にも困難なことでした。ふと農業に目をやると、外国産米に対する競争力の強化や、農業従事者の減少によって効率化がどんどん進み、ますます除草剤や農薬に頼らなければならない悪循環が続いています。こんなにエコロジカルな家づくりなのだから、せっかくなら無農薬のわらを探したい。そう思うと、ますますお米づくりへの関心が増してきました。

遊休農地の荒廃や自給率の低下も農業の抱える深刻な問題です。農業従事者の高齢化が進み、次を支える人材が不足しています。

たくさんの人がストローベイルハウスに興味をもって、「安全なわらを、安全なお米を」と望めば、きっと農業は、そして世界は変わるはず。

無農薬や有機栽培がいいという事は分かっていても、人手が足りなかったり、売り先が確保出来なかったりと、お百姓さんもなかなか変わる事が出来ません。
私たちがサポートする事で、安心しておいしいお米づくりをして頂きたい。

そんな思いから「はさ掛けトラスト」を始めることになりました。

「はさ掛け」とは、昔ながらの稲の乾燥方法のひとつで、横に渡した竿に稲を掛けて天日乾燥させるもの。こうする事で、お米はよりおいしく、藁はストローベイルに適した乾燥状態になります。
トラストとは「信託」という意味。会員が出資して、農業や農地を守る運動です。

生産者は、岐阜県白川町の西尾勝治さん。
農業だけでなく林業もこなす、頼もしい農家さんです。

白川町は東濃檜(ヒノキ)の産地で有名なところ。会員の方には、山仕事も体験して頂くことを計画しています。林業もまた、放置された山による地滑り被害や、山の保水力の低下など深刻な問題を抱えています。山を再生させるために、「国産材で家を建てよう!」そんな運動ともつながっていきます。

会員は、お米20kgを一口として、年会費14,000円を出資します。
そして、ここで出来たストローベイルは、実際に藁の家づくりに利用します。

日常の管理は農家さんに委託しますが、「田植え」「草取り」「稲刈り」「はさ掛け」「ストローベイルづくり」などの作業は、年に数回、会員参加イベントとして行います。もちろん出資だけの参加でも大丈夫ですが、出来るだけ作業に参加出来るようにしてください。特に「稲刈り〜はさ掛け〜ストローベイル」は人手が必要なので、はりきってご参加ください。

農林作業やストローベイルの家づくりに参加する事で、会員の方同士の交流や、「労働」の交換が生まれて、さらに様々な場所へとつながっていけば、と思っています。お米づくりから家づくりまでの大きな流れ・循環をつくることが目標です。また、ここで知り合った農家さんの、里山での暮らしのお話も楽しみです。
ご参加お待ちしております。


塩月 洋生

はさ掛けトラストの目的...
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トラストの概要

 お米作りは、無農薬・有機栽培・天日乾燥とし、日常の管理は農家に委託します。そして出来たお米を買い支える事で農家に還元します。会員は田植え・草取り・稲刈り・乾燥作業・ストローベイルづくりのイベントに参加する権利を有します。

 ここで収穫されたお米は、会員に分配します。また製作したストローベイルは、実際にわらの家づくりに利用します。

 トラスト名は「はさ掛けトラスト」とします。藁の乾燥方法を、横に渡した竿に藁を掛けて天日乾燥させる「はさ掛け」とすることで、お米はより美味しく、稲藁はストローベイルに適した乾燥状態となります。

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トラストのしくみ

・会員は、お米20kgを一口として、年会費14,000円を出資します。
(出資していただいた年会費は、お米の代金・配送料が含まれています。)

・お米作りは、無農薬・有機栽培・天日乾燥とし、日常の管理は農家に委託し、人手が必要な作業をお手伝いします。

 出来たお米を買い支える事で農家に還元します。

・ここで出来たストローベイルは、実際に藁の家づくりに利用します。


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はさ掛けトラストが大事にしていること

・ 大量の農薬使用や水を汚染する除草剤、遺伝子組換え米など、食の安全性が危ぶまれる中において、自らがお米作りをし、その安全性を確保すること。

無農薬・無化学肥料有機栽培で生産されたお米を農家から直接購入する事で心ある農家をサポートし、自給率の低い日本の農業を守ること。

・ 工業製品が氾濫し、人任せの家づくりの在り方を見直し、自然素材で作る家の材料を自らが製作すること。

・ 会員同士が互いに家づくりに参加することによって技術を体得し、相互扶助”結”の関係を築くこと。

・ 農業と家づくりを通して自然の循環を感じ、さらに先人から知恵や文化を学び、
 伝承させていくこと。

・ 農地を継続的に使用することで、多種多様な生物の営みの場である「里山」を守ること。

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posted by 管理人 at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | はさ掛けトラストとは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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