”大地は祖先からの贈り物ではなく子孫からの借り物である”

2006年07月28日

農薬の、何が危険か

農薬による健康影響の論文を調べているうちにわかってきた事は、子供、とくに妊娠中の危険度が非常に高いことです。大人では、なかなか発ガン率の上昇を見つける事ができませんが、子供(小さければ小さい程)、とくに妊娠中の胎児(それも、特に高い時期がある様です)の危険性の高さは、いろいろな論文で実証されています。
まず、家庭内での農薬使用による白血病の増加。カリフォルニア州で調べられた農薬と白血病の関係では殺虫剤が子供の白血病を増やすことがわかりました。妊娠前3ヶ月、妊娠時、出産後1年、2年、3年で、農薬使用と子供の白血病との関係は、それぞれ1.8倍、2.1倍、1.7倍、1.6倍、1.2倍でした。とくに妊娠時と、何度も殺虫剤を使っている場合にはリスクがあがりました。室内での農薬使用(ゴキブリ、はえ)はリスクを上げていますが、室外では、そのような関係はみられませんでした。(Environ Health Perspect 2002 Sep110)
スペインの論文では、農業者(父親)が農薬を使う時期(4月-9月)に、子供を もうけた場合、先天異常による胎児の死亡が1.62倍になる、という報告もあります。
(Occup Environ Med 2004)また、母親の農薬の影響では、妊娠の第3週?(3rd〜8th)に農薬を近くで使われていると、先天異常による胎児の死亡が1.4倍〜2.2倍になるという報告もあります。(Epidemiology2001) 産まれてくる子の影響は、白血病で明らかですが、それ以前の生まれてこなかった子に、農薬の影響が、日常レベルの量でさえ明らかなのです。農薬の影響は弱いものから(野生生物)(赤ちゃん)現われ、広まっていく(遺伝毒性)のだと思います。農薬は安全ではありません。

伊澤眞一さん(株式会社名古屋生活クラブ 代表)

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posted by 管理人 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 食や農業・建築のこと・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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