”大地は祖先からの贈り物ではなく子孫からの借り物である”

2006年11月10日

2006年度収穫後のメッセージ


はさ掛けトラスト会員のみなさまへ

田植えに始まり収穫まで、私のはじめての有機無農薬米の生産にご協力戴き有難うございました。
私が参加している「ゆうきハートネット」は町内で有機栽培を目指す農業者の任意のグループですが、かけごえとは裏腹に主食である米については完全有機無農薬栽培することになかなか踏みきれない状態が続いておりました。今年の新年会で麦飯石(日本で唯一ここでしか産出しない薬石)を使って米を作ろうとの提案がいっきに無農薬栽培にまで進展して取組みの決意だけはなされました。ところがてまひま懸けて作ったとしても、それを評価し購入してくれる消費者を見つけなければならない。いくつものグループや団体との接触もなかなか条件があわないものばかり。もう田植えが始まるちょうどその頃はさ掛けトラストとの出会いがありました。あとは一気にすすむのみ。種籾段階から有機米の購入、温水浸漬による消毒、いつも一度だけはやっていた除草剤散布の停止。周辺の農家が今年から始めたヘリコプターによる農薬散布への抵抗。以後は会員のみなさんの協力による幾度かの草取りと刈り取りからはさ掛けそして脱穀まで、沢山の方々の応援と協力で何十年ぶりに有機はさ掛け米が出来ました。6〜7月にかけての低温長梅雨による影響に加えて、化学肥料から有機肥料に転換したことによる肥料計算の間違いから収量は極端に減ったものの、味はたしかに向上しました。来年こそは味のうまさだけではなく、収量もしっかり確保しようと耕起のまえに、完熟の無薬豚糞を投下するなど、土作りに精を出しています。
 担い手農家育成の掛け声のもとで進む小農の切捨ては米作りの分野で特に顕著に進むと思われます。そんな中で生産者と消費者がともに手を携えてすすめるはさ掛けトラストのような取組みがもっと広がることが自然をゆたかにし、産消共に安心で安全な農業を持続させる道だと思います。
 生まれたばかりのこの試みがさらに多くの生産者と消費者を巻きこんで広がることを祈念します。
                               西尾勝治

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私の米を食べていただくことになり、うれしく思っています。
この米の品種は「ひとめぼれ」で、無農薬・無化学肥料で、昨年の秋に堆肥として無農薬の大豆で作った豆腐のオカラを入れて作った米です。
平成元年から除草剤1回だけの減農薬で米づくりをしてきました。無農薬では絶対無理だと思っていたのですが、合鴨農法によって問題の除草がクリアできたので平成10年から6年間合鴨農法でやってきました。
しかし合鴨が田の中の生物を食べつくしてしまい、私が目指している豊かな田圃とはこんな姿ではないと思い、合鴨農法から脱却して、米ヌカ除草による米づくりを始めました。
私が子どもの頃に入っていた田圃には、沢山の生き物がいたことを覚えています。今、少しでも昔のような豊かな田圃の姿を取り戻したいと思っています。今年で2年目になりますが、少しずついろいろな生物を目にすることが出来るようになり、特に今年の田圃の中に糸ミミズが沢山いるのを見つけ感動しました。土の中にミミズがいるというのは、土が豊かになってきているという大きな目安だと思っていますので、本当にうれしかったのです。地域の中でもミミズが田圃に住んでいるというのは私の田圃だけだと自負しています。
私の中では、昔のようないろいろな生物が沢山住んでいる豊かな田圃に少しでも戻したい、ということだけでなく、昨年から苗代作り・あぜ塗り・手植えによる田植え・草取り、そして今年は何十年ぶりかに「はさ掛けトラスト」の人達に尻をたたかれて、はざ掛けをしました。
稲作の文化を少し感じる今年の米作りでしたが、こうした昔の作業が、いま楽しく、意義深く感じるのは何を意味するのか、そして自然にやさしい豊かな田圃での米作りは、人の心までも豊かにしてくれると思います。
今年は、7月の長雨と8月の猛暑によって、昨年より3割も減収してしまいました。無農薬だからこそ稲を健康に育てなければなりません。稲が健康であれば天候に左右されることなく収穫出来るはずですので、そんなことを反省しながら、また新たな気持ちで頑張りたいと思っています。
                      「里の米」生産者 中島克己

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「わたしの米づくり」
                 
むぎめしトマトに取り組んで5,6年になるでしょうか。
自分ではよくわかりませんが、むぎめしトマトが、おいしいと言って下さるお客さんが少しずつ増えています。
{麦飯石}の効果がすこしずつ表れ始めたのでしょうか?

そんな中での、今年の米作りは{麦飯石}を施用してみようと言うことになりました。

「そしてどうせやるなら、有機、無農薬で行こう!」
そんなチャレンジから出来たお米です。
先人の知恵や、工夫を参考に、仲間たちのアドバイスを受けながらの米作りは、
天候のことや、いのししの被害にもあって決して上出来とはいえませんでした。
でも、来年につながるいい経験が出来ました。

{麦飯石}の効果が初めての年で、どのくらい出たのかわかりませんが、
白川の自然の中で育った「麦飯石米」を、お召し上がりください。
                              佐伯 薫

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今年度は、はさ掛けトラストにご入会・ご参加頂きましてありがとうございました。私たちは、まずストローベイルハウス(わらと土の家づくり)に出会いました。その魅力を探るうち、自然素材を使うなら、本物の自然素材を使いたい!循環型建築であるならば、本当にいい循環であってほしい!そう思い、藁の入手先を探しました。しかし、無農薬でお米づくりをしている農家さんも多くはなく、藁についても、すでにいい循環が出来ていたり、あったとしても、少しの藁を回収するのにあちこち走り回るのも得策ではなく、それならば、自分たちでお米づくりからするのはどうだろう…という、気の遠くなる(?)ような、THE SLOW LIFE? BUSINESS? にたどりつきました。
そんな夢物語を、このような形でたくさんの方々にご協力頂き、まず一歩踏み出す事が出来ました。初めての取り組みのため試行錯誤の連続。皆様にはご面倒をおかけした事が多々あったかと思います。しかし、このお米!本当においしいんです。皆様の汗と涙と愛情と想いがたくさん詰まっています。そして何よりも、白川町での農家さんとの出会いは、私たちにとってかけがいのないものになりました。農業を愛すること、自らの手で食べ物を創り出すこと、自然の中に身をおくこと、循環型の生活をすること、有機農業の難しさと楽しさ、家族の絆…たくさんのことを学ばせて頂きました。来年度、そしてその先も、汗水、涙を流して、泥にまみれて、藁にまみれて、生き物にまみれて、ここ白川町で農作業から家づくりまでやっていけたら、と思っています。
皆様のお陰で、地球の、日本の、ほんのちっぽけではありますが、大地と生き物たちが、農薬や化学肥料で死んでしまうことなく、生き生きと生きることが出来ました。ありがとうございました。
いろんな想いを抱きながら、味わってください。
                        はさ掛けトラスト事務局
                        塩月洋生・祥子

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posted by 管理人 at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 生産者のメッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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