町としては、
現在要請のある自治体からは、受け入れられるような木質系のガレキがほとんど無いということ、
ガレキの放射能の基準値が定かでないこと、
そして、風評被害などに対する国の保証が策定されていないこと、などから
すぐには受け入れないとのことですが、諸々の条件がそろえば受け入れる姿勢ではあるようです。
ガレキが東北の復興を妨げているとすれば、それは一刻も早く
協力して処理しなければいけないでしょう。
しかし、一部の放射能を帯びたガレキをも、国が暫定基準値として勝手に決めた、震災前の何十倍もの基準値をもとに、
全国に拡散させることは、放射能をも拡散させることになるやもしれず、
その様なことは、どうしても避けなければならないと思っています。
しかし、例えば原子力発電所誘致にしても、今回のガレキ受け入れにしても
地元の意見は、どうしても反対と賛成で割れてしまいます。
では、町外の方からしたらどうでしょうか?
この「はさ掛けトラスト」は、まだまだ微力ですが岐阜や愛知、遠くは関東の方にもお米をお届けしています。
トラストの生産者の方々もまた、町外の方へ向けて、大豆や野菜や椎茸を届けています。
消費者としての皆さまの意見はどうでしょうか?
私たちはこれからも、この白川町に住んで、美味しくて安全なお米を皆さんにお届けしたいのです。
そのためにここに来たのですから。
反対反対と叫んでいるだけでは何にもなりません。
しかし、今回のことはどうしても承服するわけにはいかない。
どうしたらよいかと話し合う中で、今回、地元の有志で要請書を出そうということになりました。
また改めて、お願いすることになりますが、皆さまにも、ご協力をお願いしたいと思っています。
消費者としての皆さんのご意見は、町を動かす力になるのではないかと思っています。
白川町のガレキ受け入れについて、考えていただければ、と思います。
はさ掛けトラスト事務局 塩月