”大地は祖先からの贈り物ではなく子孫からの借り物である”

2009年07月29日

2007/2008年参加者の声

助産所で出産を迎える母親の集まりでの自己紹介のなかで、「岐阜の白川町という田舎で米づくりに参加していて、とても楽しい」と話をしていた人がいました。私も将来田舎で暮らしたいという思いがあって、どんなことしているんだろうと興味を持ちました。でも、はさ掛けトラストの名前が分からず、パソコンをたたいて発見したのです。メールしてみると、なんと助産所でお会いしたのは事務局をしている方でした。これが、私達とはさ掛けトラストとの出会いでした。
初めての参加は田植え。大きなおなかを抱え主人と2人で出かけてみました。空が広くて大きくて、緑がきれいで、人が温かくて・・・自分の中の何かが解放され、肩の力が抜けていき、なんかいいなぁこの感じとほんわか笑顔になりました。
主人は、幼い頃、家族で米づくりをしていた時の温かい思い出がよみがえり、普段仕事では使わない体をおもいっきり動かして、青空の下で食べるごはんがこんなにもおいしいことに気が付いたようです。(もちろん、愛情のこもった手作りごはんでした!)
出産後、一年を通して一連の米づくりに参加しました。毎回、白川町に出かけるのがわが家の一大イベントで、その日が来るのを楽しみにしています。豊かな自然はもちろん、子供たちが土や緑に触れて遊んでいる姿を眺めていると、時計の針がゆっくりと動き出し、心が大きくゆったりとなっていき、普段気になる小さなことから解き放たれていきます。この感覚は、どんなアロマテラピーやマッサージでも得られない幸せな時間です。
また、参加している方達との交流も魅力のひとつです。田んぼの中で、お昼ごはんを食べながら、お茶を飲みながら・・・それぞれの思いを聞いて共感したり、自分の思いを話したり、なかなか日常では得られない貴重な時間です。
これからも、このつながりを大切にし、子供と共に成長していきたいと思っています。

愛知県名古屋市 高崎奈津子


「はさ掛けトラストとストローベイルハウス」
 ストローベイルで建てる家を知った時、”楽しそう”と直感的に思った。”建ててみたいな〜、住んでみたいな〜”という想いと共にはさ掛けトラストに入会した。なのに毎月行われるイベントは農作業や生産者との交流。1年を通して参加して、どれも楽しくってついつい何の疑問も持たずにここまで来てしまった。顔を合わせる毎に親しくなる面々が心地良く、『ストローベイルハウスを建てる』という目的を最近見失っている自分に気がづく。
 では1年で私の体感したことはなんだろう?里山の景色の美しさ、農業の厳しさ、生産者達の作物に対する愛情深さ、はさ掛け米のおいしさ、ここに集まる人々の温かさ…などである。都会暮らしをいつか抜け出したいと思っていた私には、田舎暮らし&農業も楽じゃないことも学んだ。それから1つ1つの作物を丁寧に手間をかけて育てていくのはとても労力のいることだと知り、安く高品質な作物を求められ農薬を使い機械化し、管理されて育った作物たちを安易に非難するのはやめようと思った。何が良くて何が悪いんじゃない。大切なのは自分は何を選び、どう生きるかだ。
 はさ掛けトラストに入会して、いまだにストローベイルハウスは建てられていない。でも、そこが目的ではないことに気づいた。自然と生産者と仲間と絆が深まり隔たりがなくなってごちゃごちゃと混ざり合った頃、ストローベイルハウスが建てられるのだと思う。お金で買えない豊かさがここにはある。その集合体がストローベイルハウス。そして、入り口となるのがはさ掛けトラストといったところだろうか。

愛知県名古屋市 佐藤しのぶ

「食材への意識が変わりました」
はさ掛けトラストに初めて参加したのは一昨年度の稲刈り・はさ掛け作業の時でした。稲刈りという作業そのものが初の体験で、張り切って作業を始めたのですが、それも束の間、腰を屈めて鎌を振る作業に腕と太ももの筋肉が悲鳴を上げだしました。改めて農作業の厳しさを知った次第です。次年度に向けて筋力トレーニングを誓う私でした。
はさ掛けトラストに入会してから稲刈りの他、いろんな農作業をお手伝いさせてもらいました。そのお陰で食材への意識が随分と変わりました。元々、料理を食べたり作ったりすることが好きでしたので、食材に興味はありましたが、まっとうに栽培された野菜は美味い!ということを実感するようになったのは最近のことです。
さて、昨年度はお米作りの一連の作業に参加しました。苗の列が蛇行しまくった田植え、あまり役に立たなかった雑草取り、筋トレの甲斐も空しく腰痛に悩まされた稲刈りとはさ掛け作業。こうした作業に参加させてもらって、お米を頂くことのありがたさを身にしみて感じました。とても贅沢な体験をさせてもらえたと思っています。
 贅沢といえば、農作業の合間に天日の元でいただく温かいご飯、作業後に一人一品持ち寄って始まる酒盛り、個性あふれる仲間との出会い、そして生産者の農作業に対する熱い想いを拝聴する時など、どれもとても楽しく充実した体験ばかりでした。
これからも微力ではありますが、続けていければと思います。
愛知県長久手町  堀場 夏峰さん

「きっかけはひょんなことから」
三重から名古屋に転居して1年が経ったころです。前から気にしていた近所のワイン屋さんに寄ったところ、そこは心地よい木の香りとひんやりとした空気の中で、棚においしそうなワインがぱらぱら?と並んで、いかにもスローな雰囲気です。店主さんと話をするうちに、内装材の話からストローベイルやレンガのこと、はさ掛けトラストのことを知り、何か惹かれるものを感じ参加することになりました。
やはり、緑に包まれると気分が和みます。黒川に車で向かうとき、幹線道路から山あいの川沿いの道に入ったとたん、ふっと気持ちが緩やかになります。そしてほんの手伝いにしかなりませんが、汗をかいて作業をしながら、まだどなたか良く知らない方と言葉を交わし、他にも山菜取り、森の下草刈りなどもさせてもらいました。みなさんで頂くおいしい昼ごはんも魅力ですね。その上、作り手の想いの詰まったおいしいお米が食べられる、豊かな実感です。
都会に暮らす我々は生産手段を持っていません。棚田を維持していくことひとつをとっても、生産者のみなさんは我々の想像以上のご苦労をされていると思います。「えっ」と思うような米価にしても然りです。その生産物を単に「商品」として売り買いするのではなく、生活の糧を分かちあう=シェアするというような感覚で捉えることができたらいいのかな・・・・そんな中で、自分たちのできることを少しでも担っていきたいと思っています。PS.このワイン屋さんが、案の定、我が家のワインセラーとなってしまった、知る人ぞ知る「ペシコ」さんでした。  
愛知県名古屋市 加藤 稔さん

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2007年02月01日

2006年参加者の声

「金は時なり」
 時間をかけて物事を仕上げていく事は素晴らしく、何事も良い仕事は時間がかかる。その流れる時間も楽しんでしまおう。世の中とても便利になって、生活しやすい環境になってきた。でも何かを犠牲にしてはいないだろうか?美しい自然とか・・・。不便を楽しむ。体によいとか環境によいとか、いろいろと考えることは沢山あるけれど、楽しくないと長続きしない。盲目的にならず肩肘張らず、人の意見を素直に聞く、そして楽しむ。人生楽しい方が良い。白川町までの約三時間の道のり、少し遠いけれど好きな音楽を聴きながら、そして景色も楽しみながらのドライブも楽しいものでした。毎回行う作業は大変なこともありましたが、それが実り、おいしいお米になると思えばその辛さも楽しいものでした。以前は当たり前のようにしていた此の様なお米作りですが、能率と収益がより求められるようになり、より便利な機械が作られて、何も苦労してやることは無いのだと思われるようになりました。はさ掛けしたお米が美味しいのは分かっているけど、わざわざ苦労してすることでもない。でもやっぱり楽しい苦労ならば美味しいお米のほうがいいと思いませんか?
「成長の限界」
そんなことも出来るようになったんだ!と驚く現在の社会です。その一方そんなこと出来なくても関係ないな、と思うことも沢山あります。世界経済はもう成長の限界にきているのだと、そんなことがもう三十年も前に言った人たちがいました。「成長一辺倒の世界はやがて破局を迎える」と警告を発し、繁栄を謳歌し、大量生産、大量消費のライフスタイルに猛進していた欧米諸国に衝撃を与えた。その頃より人類は進歩したのか、といえばNO!です。三十年も時間が経ってさらに世界は複雑になってきました。混沌とした世の中を感じませんか?しっかりと大地に根を張り地域の中でしっかりと生活していきたい。最近そう思うようになりました。昔からの生活の知恵は、都会より里山のほうが沢山あるように思います。いそがしい世の中になってしまいました。衣食住という三つのキーワードの中で、おいしいはさ掛け米を食べて、その藁でストローベイルハウスを建てる
という計画が、少しずつですが進んでいます。このはさ掛けトラストに、たくさんの人が参加して永く続けば良いと思っています。いろいろと準備をして下さった、白川町の西尾さんに感謝!!事務局塩月家にも感謝!!人間的にはより成長して行きたいけれど、そこもやっぱりスローかもしれません。(笑)

三重県津市 尾崎秀行&まゆみ


「飯をおかずに飯が食える」
はさ掛けの玄米を口にしたとき 美味しいもの食べて体にも良いなんて贅沢だなぁって思う瞬間でした。

はさ掛けトラストに参加したきっかけは、ストローベイルハウスの活動に参加して、そこで塩月さん夫婦に出会ったことです。

もともと、僕は環境の為に、とかを思って活動していた訳ではなくて ストローベイルハウスに関しても、藁で出来ていることの珍しさや、壁にでてくる優しい形に魅力を感じたり、はさ掛けに関しても、稲を植えたり、雑草抜いたり、稲刈りしたり。そういう体験をしたことがなかったので、一度はやってみたい!という気持ちからでした。

でも実際参加してみて、雑草抜くのってやっぱり結構大変だなぁとか、素手でやると稲の葉で擦れて、腕が傷だらけになって、稲の葉ってこんなにギザギザしてたんだぁとか。刈った稲の、1束の重み(穂が結構重い!)を感じて感動したり。なんだか、やっぱり思ってたのとやってみる事は全然違っていて、

そんな事を感じているうちに、農業とか環境の事とか、はたまた家族のありかたとか、いろんな事に考えをめぐらすようになりました。そういう大切なことを考えるきっかけを、はさ掛けトラストから頂いた気がします。

そして、僕が千葉県から名古屋や岐阜の白川町へ、何度も行くようになった一番の理由は、ストローベイルハウスの活動や、はさ掛けトラストに参加している人たちの人柄に惹かれたからだと思います。

その魅力はどんなんだ、と聞かれると説明し難いのですが、そこに参加して作業をしたりしているととっても心が癒されるし、そして何より楽しい!

前日に現地に宿泊して、お酒を片手に、ベイルやはさ掛けの話はもちろんの事、時には人生相談みたいに(笑)なったり。それもひとつの楽しみです。なんだか、ここに来る人たちは皆、同じものを感じられたり、何かに気づいちゃってたり、そんな人たちばかりなので出会ったら、スッと自然な感じで溶け込んじゃうんですね。

お米を食べる度に誰かの顔が思い浮かぶ、そんな食事ってほんとにステキだなぁって最近思います。

これからも、はさ掛けトラストの様々な活動を楽しみにしております。

房安 研治

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